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風流郷 -sonority-

  : 

自分の中の本物を貫く、真のフルコンボ使いを目指す男の物語。

ユリーカ 

冒頭は、本編にはそれほど深く関係の無いリアル話なので(結構長い)、
興味がない方は、ROのSSやイラストを目印にスクロールどーぞ!



―――――少し前の話。


夜通しの勤務を終えて、開けた港のような場所にて、
缶コーヒーでほっとひといき…なんて時だった。


高校生くらいの女の子が、自転車を押しながら話しかけてきた。



「すみません、この辺りに自転車屋さんありませんか?」


…俺は変人で、格好も少々怪しい。

大衆心理に流されず、自分で正しく判断し、自分の考えを貫く。


そんな信条の表れと、単に機能を重視したに過ぎないのだが、
もし俺が逆の立場なら、間違いなく声は掛けないだろう。

すげぇな、この子。





通学用っぽい自転車の、前輪のパンクだった。


ガタンガタンと無理に車輪を回す様は、
チューブを傷めてしまわないかと心配になる。



俺が知る中で、ここから最も近いサイクルショップは、
歩いて2時間近くはかかる、以前やらかしたから知っている(←


専門店でなくていいならもう1軒思い当たるが、
そちらも同じような場所にあり…

女の子の足元に目をやると、
どう見ても歩くには向かない履物であった。


…うーむ。



かなり失礼だけど、その見てくれと格好からして、
(この子、色んなところで得をしてきたんだろうなぁ…)

なんて事を思いながらも、困っているのを放っておけず、


「プロじゃないから時間かかると思いますが、俺がやりましょうか?」



なんという偶然か。

丁度ここで、調子の悪い俺の自転車を調整する予定だった為、
簡単な修理が出来る程度の道具は持ってきていたのだ。


時間かかると言っても、歩いて自転車屋さんに行くよりは早いと思うし、
疲れないんじゃないかな、と付け加えながら修理を提案。



「出来るんですか? すごい! いくらかかりますか?」

「いや、ただの善意です、ロハでいいですよ」

「ろは? 6,800円?」

「違う違う、無料って意味ですw」

ただの善意、ロハだけに、
とかって、内心ニヤニヤしていたのに通じてなかったハズカシイ。


こうして、得をする見た目…要するに、あざとい系の子の、
自転車のパンク修理をする事に。


顔立ちは大人しい感じで可愛いのに、
服装は背伸びしていて、派手でお色気寄り。

もっと普通にしていればいいのになぁ…勿体無い、と考えた辺りで、
昔、こんなタイプの後輩がいたな、と思い出したのだった。





「あ、何か飲みます? 奢りますよ」

缶コーヒー1本じゃ物足りないし、
自分だけ飲むのもなんだから。



「えっ、そんな悪いですからっ」

おや、こういう話には上手く乗っかるタイプかと思いきや。



「昔行った自転車屋さんがコーヒー出してくれましたからね~」

それの真似だとか、その他もっともらしい理由を並べて、
納得させた上で自販機の所へ行き、2人分の飲み物を買った。





「どうして、無料のことをロハっていうんですか?」

「タダっていう漢字がカタカナでロハって見えるかららしいですよ」

「タダ…ん? あれ? ああ、タダだからですか? …あれ?」


自分で何言ってるか分からなくなる感じの子、いるよなぁw



ちなみに、俺がロハなんて言い回しをするのは、
タダだと別の言葉と混同する、無料だと長いし堅い、

なんて理由の他に、
照れ隠し、というものがある。


気取ったり、おどけたりする事で、
恥ずかしさを恥ずかしさで上書きするイメージだ。

実にアホ。





「自転車屋さんなんですか?」

女の子はどうやら、
パンク修理をかなり上位のスキルと勘違いしているらしい。


安物のパンク修理キットなのに、
とても専門的な道具でも見るかのように目を輝かせ、


素人くさい俺の手元にも、
職人の邪魔をしないようにするかの如く気を遣い、

真剣に見詰めていた。



「そんな難しい事じゃないですよw」

「そうなんですかー? でも、どうして出来るんですか?」


「俺は自転車で旅をするのが好きでしてね~」

「すごーい! 旅ですか~」


「普段の交通手段も自転車だし、俺にとって必要だから覚えたんですよ」



ここからは、お得意の旅人節炸裂。


本当に自分に必要なものを見極めて、
必要だと思ったら、技術としてしっかり習得していく。


誰かに証明して貰う必要はない。

自惚れも謙遜も無く、
自分が出来る事をちゃんと把握するのが大事だと考えている。





…なんて内容を、気取ったり、おどけたりしながら話すと、
女の子にもスイッチが入ったようだった。



もしかしたら、バイト先の先輩に嫌われているんじゃないか、
といった悩みから始まり、

最終的には、今後の人生について相談された。



高校生くらいかと思いきや、実は大学を出ていたようで、
新卒で就職しなかった自分は大丈夫なのか、と。


これまた失礼だけど、こんな遊んでそうな見た目でも、
これからを心配したり、考えたりする子がいるんだなぁ…。





詳細を書くと、とんでもなく長くなるから割愛するが、
女の子には、俺の考えをほぼ余す事なく話したと思う。

こんな変人の言う事は鵜呑みにせず、
自分で吟味して、正しく判断するように、と締め括って。



受け答えや反応から察するに、
女の子は何か大切なものに気付き、心境の変化があったようだった。


それが、彼女の人生において、
良い方向でありますように。





そして、別れの時。

「お侍さんは、本当にお侍さんですね」


俺の呼び方が、「お兄さん」から「お侍さん」になっていたw

この子絶対、侍というものを盛大に勘違いしている。


でも、言わんとしている事は何となく分かり、嬉しかった。



…いたんだよなぁ、本当に。

こういう後輩。


見た目も格好も似ていれば、
「お侍さん」という呼び方も同じで、


「また困っているのを見かけたら助けるからな、お嬢ちゃん」

俺の、その子の呼び方もまた、同じだった。



楽しいひと時だったな。

不思議な巡り合わせに、感謝。





―――――で。

この、お兄さんからお侍さんに変化する過程で、
「お兄ちゃん」と言いかけた時が、1回だけあったのさ。

もちろん言い間違いで、
誤魔化してから「お兄さん」と言い直したんだが、


惜しいなぁ、実に惜しい。




俺 は 妹 萌 え な の だ よ


1回でいいから、あの子にお兄ちゃんって呼ばせたかった…チクショウ。


………
……



色々と台無しにしたところで、さて本編。


20160430-01

妹分の、シアーちゃん復帰!





何を隠そう、当ブログの

20160430-02

このメッセージは、この子の為に、
いつまでも残していたようなものだ。

もし戻ってきた時に、
ギルド無くなってたら悲しむんじゃないかなって思って。


諦め半分だったので、復活は嬉しいなぁ…ホント。



全然来ないけどな!

…ま、まぁ、色々と忙しいんだろう、多分。





ケータイ変えてアドレス分からなくなったのと、
あと、連絡しづらかった、とシアーちゃん。

ナニユエダ!?



20160430-03

嫉妬かよ!w





20160430-04

君が来ないんだよ!!w


あとな、楽しみってのは、自分で作るもんだぜ。





そういうシアーちゃんは、今までどうしてたのさ?



20160430-05
「FFとかやってた!」



おま…w





特に前触れもなく、ふらっと帰ってきたシアーちゃん。

…確かに、実際の兄弟姉妹ってそういうところあるけどな、


そんなリアリティは要らないから!w



20160430-06

そういうのは…うん、たまになら欲しいね。

なかなかの妹度だ。





20160430-07

察しがいいな。





20160430-08

なんだかんだ言って、
なんでもかんでもお兄ちゃんにお任せしちゃうところは、

普通に可愛いのでした。





20160430-09

昔描いた、宇宙兄弟のOPのワンカットに似せたイラスト。

宇宙兄弟あまり知らないけどね!



微妙に修正中、余力があれば色もつけようかな~。
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