前提として、俺は相手を落とす笑いに対して否定的である。
だから、冗談を言う時は大体自分をネタにするんだけど、
それを見た他人が「いじっていい人だ」と勘違いする事が多い気がする。
返しが明るくて楽しいと言っていただけるのは嬉しい。
しかし、神経質で職人気質である事は、
少し接すれば誰でも分かるはず。
そんなヤツをヘタにいじるのは良くないと、すぐに思い至らないのだろーか。
―――――さて。
ここで、世に出回っているそもそもの勘違いを正したい。
「いじり」は、相手を落とす笑いではないッ!!\ドドーン!!!/
土いじりや機械いじりなんて言葉もあるように。
それに手を加え、正常な状態に戻す、
あるいは、より良い状態を目指す、というのが、
いじりという言葉に込められた意味だと思っている。
つまりだ。
笑いにおける「いじり」とは…
相手を深く知ろうとする事が前提で、
誇張したりして、他者へユーモラスに人物紹介する、とか、
世間一般において短所とされる部分や、
本人が短所と思い込んでいる部分も、長所になり得る、
といった、相手を上げる笑いなのである!
深い理解や誠意が成せる、高度な技!!
また、あなたが短所と思っている部分は、短所ではないんだよ、
と、そっと伝える使い方も可能な、優しい技だ。
……
…
例として、俺が俺をいじるとすれば。
良くも悪くも真面目で、運に頼らない部分を取って。
「旅人、お前またモスコに行くのかよー! 城建てたら住ませてくれよな!」
といった具合。
それを受けて相手は、
「いやそこまでは籠らねーよ! ちょっと欲しい下段装備あってな~」
みたいに答えるワケだ。
これを聞いた周囲の人は、旅人がどういう人物か何となく把握できる。
レアを狙うより、地道に金策するタイプである、と。
これが、いじりの「人物紹介」の要素。
その相手からは連想し難いようないじり方は、
悪口や丸投げなどに該当する、非常に不快な言動となる。
……
…
心理学だったかな?
ウィンザー効果というのをご存じだろうか。
ある特定の人物についての話は、本人から直接言われるよりも、
他者から聞いた方が信憑性が増しやすい、という心理的効果の事。
人間ってのはそうなりがちである、としっかり理解して、
いじるなら、極力誤解が無いように、正しくいじるべき。
場の空気を悪くしたくないからと、俺が仕方なく乗っても、
得てしてそういう人は、乗った後の返しもつまらなくて、
トークをこっちに丸投げするパターンばかり。
いい加減うんざりして、「いじられるのが嫌い」って事にしているワケだ。
俺は自分と、自分が大切に思う人の為に時間を使いたい。
そんな勘違いクンの為に、いちいち訂正する時間が惜しい。
………
……
…
何をするにも、相手への誠意は必要。
もし、相手を騙してマズいものを食わせるドッキリをやるとしても。
身近には無い珍しいものをわざわざ取り寄せたりとか。
どれほどマズいかは予め知っているのに、
「え~、そんなにマズいの~?」なんて言いながら、
最後にはちゃんと自分も食べて、経験や感想を共有したりとか。
その際、そんなにマズいなんて知りませんよ~感を出しつつ、
相手よりも大口で、たくさん食べるともあべたー。和製英語。
騙してしまった謝罪には当然ならないけど、
そうして、誠意は伝えるべきである。
決して、貴方を軽んじて騙したワケではない、と。
そもそもそういうのは好みじゃないから、俺はしないけどねw
昔、意図せず近い事をしてしまった時があって、いっぱい食べたよ_( _´ω`)_
マジで知らなかったんだ…ごめんよ。
甲斐あって、お互い笑い合って、その場は終わりました(*´艸`*)
………
……
…
俺は、ゆきちゃんがぺたんこネタを使えば、それには乗っかる。
高頻度ではないが、俺からも使ったりする。
しかしそれは、自発的に使っているか否かや、お互いの信頼関係等、
多方面からの考察を行い、慎重に決定した行動である。
加えて、ぺたんこによって色気が損なわれる事はあり得ないという、
俺が自分なりに導き出した答えによる後押しと!
その事実と誠意をひっさげ、
時には何時間もかけてイラストを用意するといった努力で!
いつかゆきちゃんが、自分自身をもっと好きになれるようにと、
願いを込めて、信念を通しているのだ!!
相手をいじるのであれば、このくらいの誠意は持たねばならない!

ゆきちゃんを可愛く描く為の努力は、今でも惜しまず続けていて、
そして、それに終わりはない(*'ヮ')b+
ぺたんこもちゃんと色っぽいし、美しい!
総合的なラインが美しくなるのはぺたんこの特権で、
たゆんな人には決して真似できない魅力だ。
男だって、骨を太くしたり、ガタイを良くしたりってのは、
実現が非常に難しく、時に悩ましく思える問題となる。
それと重ねて考えれば、気にする気持ちも分かるんだが…
改善は現実的ではないし、そもそも個性であって、短所ではない。
よって、改善という言葉も的確ではないと言える。
…とまぁ、ふざける時だって、俺は常に真面目なのです。
本気で美しいと思っているぞ、ぺたんこ。
………
……
…
相手を正確に理解するなんて事は、今の人類では決して出来ない。
だが、理解しようと努力する事は出来る。
一切間違わない事は不可能だが、間違わないように行動する事は可能なんだ。
結果が同じだったとしても、その違いは小さいようでいて、あまりにも大きく。
それこそが、信頼を構成する要素のひとつであると思う。
……
…
決め付けず、常に疑い、向上心を持って、
答えは無いと知りながら、それでも自分なりの答えを追求し続ける。
我が信念のひとつ!
いじりひとつ取っても、ここまで考察し、
自分なりの答えを出しているようなこの俺が。
雑にいじってもいいような、
世間的に言う「いじられキャラ」だと今だに思うのなら、
どうぞ雑にいじって頂いて結構!
そんな空っぽの言葉には振り向かない。
それだけの事よ。
いじりに対する誤解が、当記事で少しでも減る事を願う。
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